2017年のセミナーと活動

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​​​​​​​​​2017年2月18日(土) 第6回 長距離及び在米介護者、その予備軍のための無料日本語セミナー
「認知症について。予防、早期診断から、介護、終末期まで。」

日本認知症学会専門医、指導医精神保健指定医による3時間の認知症セミナー。

認知症は、認知機能障害によって、本人の自立した生活が送れなくなるとともに、介護のために、家族の生活にも大きく影響します。現在、患者数は世界で4000万人を超えていると言われており、2050年までに、3倍に増えることが予想されており、世界レベルで取り組まなければならない課題になっています。認知症の頻度としては、アルツハイマー型認知症が一番多いですが、他にも様々な種類があり、それぞれ対応が異なります。今回は、アルツハイマー型認知症を中心に、認知症について理解、予防、早期診断、ケア、看取りなどを単独で3時間説明。


2017年6月17日(土)第7回 長距離及び在米介護者、その予備軍のための無料日本語セミナー

1   麻酔科医(日本)の視点からの講演。日本の救急医、集中治療医として働いた経験のある麻酔専門医(日本) が麻酔医の役割、いかに緊急事態を見逃さずに救急外来を受診できるか、また成人の中枢神経系、循環器系、消化器系、呼吸器系、ショックについてわかりやすく説明。
講演 2   
心不全の原因から予防までについて。日本の循環器専門医が心不全の原因から予防までをわかりやすく説明。日本の調査では、心不全患者の半数以上が75歳以上で今後さらに増加が予想され、社会全体の問題となってきている。心不全とは、心臓の機能が低下した状態であり、心臓が色々な原因によって、十分に機能できなくなり様々な症状が現れた状態の事を言う。
3   介護経験談。
大学を卒業後、勤務先の国際事業部で世界中を飛び回るその一方で、祖母、義理の父の2人の介護を継続して経験。 家族のために介護の知識とスキルを向上しようと仕事をしながらヘルパー2級を収得。今は母が再婚した義理の父の認知症が進行し、重度の認知症になっている
家で介護をしたいという母の願いを思い、義理の父の介護をするために離職を考えるに至る介護経験者の体験談。


2017年7月22日(土) 第8回 長距離及び在米介護者、その予備軍のための無料日本語セミナー
1 高齢者の体力 -日本の高齢者と欧米の高齢者の比較-
高齢期における健康には「体力」が重要で体力をどのような方法で測定をし,どのように評価をするのかが重要になる。日本の老年学博士、フィジカルセラピスト、ソーシャルワーカーの資格を持ち日本の大学で教えているプレゼンターが ①高齢期における「体力」の測定と評価の方法,②日本と欧米の高齢者の「体力」の違い,の2点について主に説明する。

2
生活機能を測る
日本の老年学博士、オキュペイショナルセラピストで大学で教えているプレゼンター。 高齢期にイキイキとした生活を過ごすには「生活機能」を低下させないことが重要である。日本では生活機能の低下を早期に発見するためのチェックリストが実施されてる。その質問項目を紹介。

3
多様な食品摂取と笑いによる生活機能の維持
多様な食品から栄養をとることが高齢期の生活機能の維持・向上に役立つことが知られている。食品摂取の多様性を評価するツールとして開発した「食品摂取の多様性スコア」、および、食品摂取の多様性を高める方法を紹介する。また、「噛み飲み込む力」を鍛えることは、食品摂取の多様性をあげるだけでなく、高齢期に脅威となる誤嚥性肺炎の予防にも役立つ。簡便に楽しく「噛み飲み込む力」を鍛える方法の一つとしても応用できる「笑いヨガ」を医療関係の大学院の教授(医師、医学博士)が紹介、説明する。


2017年9月16日(土) 第9回 長距離及び在米介護者、その予備軍のための無料日本語セミナー

1 嚥下障害ー原因、症状、診断方法、治療と予防
米国のリハビリ専門医、指導医の資格を持ったスタンフォード客員助教授による講演。
加齢や病気により嚥下機能が低下するとスープ、水や食べ物でむせたり、食べ物が喉にひっかかったりする。 こういった症状を嚥下障害と言う。水分や食物が十分に取れない状態になるので嚥下障害は深刻な病気である。 嚥下機能の説明、 嚥下障害の原因、症状、 診断方法、治療やリハビリ、予防についてわかりやすく説明する。

2
知ろう。防ごう。脳卒中!
日本脳神経外科学会 専門医・指導医(日本)及び日本脳神経血管内治療学会 専門医(日本)の資格がある日本の脳外科医による講演。脳は置きかえることのできない唯一無二の臓器で、人間が人間らしく生きられるのは脳の働きによる。この大切な脳に深刻なダメージを与えてしまう脳卒中は日本人の死因の第4位、要介護となる原因の第1位を占めている。
この講演で 1)脳卒中はなぜ起こるのか? 2)脳卒中にならないためにはどうすれは良いか? 3)もし脳卒中になってしまったらどうすれば良いか? など自分や大切な人を脳卒中から守るために、知って頂きたい基本的な知識から最新の話題まで分かりやすく説明する。